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デジタル教科書について考える

本日、読売新聞 政治欄に明治大学教授の斉藤孝先生の「紙の教科書 知の基本」という記事が載っていました。

現在菅内閣では、デジタル改革を行っており、2025年までにデジタル教科書の普及を100%にする目標を掲げています。熊谷市でも来年度から小学生には無料でタブレットが渡され、一部授業に取り入れられていくそうです。教科書は紙でできた本が当たり前だった時代から、デジタル教科書が当たり前の時代に変化していこうとしているのです。そんなデジタル教科書について疑問を投げかけた記事となっていました。

そもそも紙の教科書はデジタル教科書と違い、学習しやすさ、手で書き込んだりでき五感に訴えることができます。これは記憶を定着させるのに大きく役立ちます。一方、デジタル教科書は情報の更新が速く、大量の情報を保持することができます。わからない情報は検索することで知識を膨らませることができます。つまり、紙の教科書とデジタルで得られる情報では知識の質がことなり、身につけるべき基礎知識は紙媒体で学び、情報収集はデジタル機器を使った方がいいのではないか?と、いった内容でした。

デジタル機器が身近になったことで便利になりました。しかし、すべてをデジタルに頼っていては言葉を表現したり、コミュニケーションをとったりするための根本的な知識がかけてきてしまうような気がします。子どもたちを見ていると自分の頭ではイメージもできていても、それを表現できる言葉が身についていない子が多くいます。便利になった時代だからこそ、デジタルとの付き合い方を考えていく必要があると考えさせられました。

 

 

 

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